令和2年9月24日
ニュージャージー日本人学校
校長 菱沼 省二
令和2年9月24日
ニュージャージー日本人学校
校長 菱沼 省二
下記の4点に重点を置き、指導を進めていきます。
中学部9年生のほとんどが、日本の高等学校へ入学することを希望しています。
細やかな情報収集(国内受験情報+過去の受験情報+他の日本人学校との連携)に努めます。海外での生活から得たものを、生徒が発揮できるような進路指導を、担任だけに留まることなく、学校全体として推進します。
受験に対応することができる学力を付けることが大切だと考えます。学習指導要領にのっとったカリキュラムを尊重しながら、帰国後も困ることがないような、学習内容を積み上げます。
コロナの影響で、今年度の1学期は、登校をすることができませんでした。しかし、本校では遠隔授業を活用することで、多くの授業数を確保してきました。2学期の途中、9月8日からは、登校を再開しています。
感染症予防対策を講じながらの学校生活なので、まだ、完全な対面授業の実施には至っていませんが、半年間に蓄積してきたICTを活用した授業の経験・ノウハウを生かしています。
遠隔授業と対面授業の両面を活用した、「ハイブリッド授業」に取り組みます。
初等部1年~3年生では週に4時間、初等部4年~6年では週に3時間、中等部では週に2時間、米国人講師による「ESL授業」を実施しています。「使うことができる英語体験」を中心に、授業を展開します。
本校内で、年3回の英語検定を実施しています。多くの生徒(約半数)が受験し、各自の英語能力向上に努めます。
本校の生徒は、海外生活から多くの体験や、日本国内で知りえない考え方に触れています。帰国後も、この体験・考え方を、自分の中に埋没させることなく、発揮してほしいと願います。
学習指導要領にある「主体的・対話的で深い学び」にも繋げながら、児童生徒のアウトプット(表現)活動を推進します。
児童生徒同士が、意見交換することで、自分の表現力を高め、他人の意見を受け入れる、「深い学び」をすすめます。
このことが、「グローバル人材の育成」に結び付くと考えるからです。